ホラー


岡山女 (角川ホラー文庫)


『もっと膚に絡みつく恐さが欲しい』
主人公・タミエを妾にしていた男・宮一が図った無理心中で、タミエは宮一と左目の視力を失う。妾を商売としていたタミエは、左目と引き替えに得た霊視能力で霊媒師となる。その彼女の元を訪れた怪しげな依頼客たちに纏わる不可思議な出来事が、連作短編形式で書かれている作品である。
舞台はタミエの家の周りのごくごく狭い範囲で、彼女の霊視能力は大したことが無く、この能力を人助けより商売として利用しようとする彼女の両親の存在など、彼女が派手に活躍するストーリーではない。もちろん、そんなものは最初から期待していないが、『ぼっけえ、きょうてえ』 のような、膚に絡みつくWetな恐ろしさは感じられず、意外にあっさりと読み終えてしまった作品である。これはストーリーよりも表現の仕方に問題があるように思う。もっと腐臭を放つような描写が欲しい。


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