もちろん季節商品として色々な怪談本が出る訳だが、氏の書く怪談はそれらと比べた場合抜きん出て、怖い。淡々とした文体。嫌な落ち。そして。私はその話の持つバックボーンが怖いのだ。人の感情。負の感情。狂気。現代の社会事情が絡んだ怪談。
それが平山氏の語る怪談。
最後に。もし平山氏の怪談に触れた事がなければ是非読んで欲しい。後悔はしないだろう。
なお、当主口上と50編中の10編は新たに書き下ろし。勁文社版「超」怖でお読みの方にもお勧めしたい。