劇画DVD
∀ガンダム 8


『神話の王の原典 「金枝篇」』
夜中の夜明けという脅威。託されたもの胸に抱えて、宇宙へ旅立つためロランたちが訪れたのはマニューピチ。異色篇アデスカ、「神話の王」、このエピソードが好きだという方も多いのではないでしょうか?

神話の王の原典とされているのは、イギリスの民族学者フレイザーの著書「金枝篇」です。世界各地に見られる様々な禁忌、慣習、未開社会における精霊信仰、宗教的権威を持つ王が弱体化すればそれを殺し新たな王を戴く「王殺し」の風習や信仰の神話的背景を探った民俗学・神話学を40年に渡り綴ったものです。

 脚本家・大田愛さんは金枝篇に詳しく、このモチーフを「アデスの枝」「天のミノムシ」と、かつて歴史の彼方にあった宇宙世紀の遺跡を守るアデスカの民になぞらえ、魅力的な一篇に仕上げてくれました。クワゥトルの真意を継ぎ、涙するタルカ。「クワゥトルは涙など見せなかったぞ。」というテベトルの言葉は見ていてジンときてしまいました。∀ガンダム が面白いのはこういった歴史の彼方を垣間見るエピソードをうまくピースに当てはめているところではないでしょうか?過去のMSがナノスキンに覆われ発掘されたりするのも、黒歴史の遺跡をまるで隠すようです。

 いよいよ、月世界の門にたどり着くロランとソシエたち。物語は佳境へと進んでいきます。ぜひご覧下さい。




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