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BL小説
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ケモノの季節 (キャラ文庫 ひ) (キャラ文庫 (ひ2-6)) (キャラ文庫 (ひ2-6))

『題名より中味。』
「ケモノの季節」という題名でなければ、もう少し早く手に取っていたかも。
読むとなんとなくそう付けた感じは解らなくもないけど、題名から受けるニ
ュアンスと、読んだ感じがあんまりしっくりと来なくて。
それはそれで効果的な時や、特に問題に思わない時もあるけど、この作品に
関しては、なんだか気になってしまいました。評価に関係ありませんが☆
内容は、とても面白かったです。
お金、頭脳、容姿、纏う空気、全てに秀で、命令する側の人間としていつも
中心的な存在でいながら、欲しい物もなく空虚な櫟井が、慎ましやかな家庭
に育ち、手を差し伸べてくれる友人や先輩を受け入れるうちに不良のレッテル
だけが一人歩きした純真な唯浜に出会い、初めて人を心から欲し、認め、大切
にする事を知っていく。
櫟井の暗澹とした心が、唯浜を守りたいという気持ちに少しづつ解けていく様、
純真無垢で人に流されやすいと思っていた唯浜の、実は全てをきちんと消化して
受け入れようとする本当の強さに気付いていく様、その時々の心の動きがすごく
伝わってきて、2人の繋がりがきちんと胸に落ちて来る物語でした。
櫟井目線で心持ち重い感じの文の流れが、唯浜の存在でほんわり明るくなる
感じ。でも、その唯浜の本来の明るさを引き出しているのが、実は心に闇を
抱える櫟井なんですよね。
欠けた部分を補い合いつつも、ちゃんと成長して、心と愛情を強く育ててってる
とても好きな二人でした。
読後感も良かったです。
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